結婚してまだ数ヶ月しか経たないうちに、妻が会社の同僚男性と不倫を。不倫相手も特定できているが、実際にどのように話を進めればいいのか分からない。そのような状況でご相談に来られました。
同僚男性の住所までを特定するのは時間がかかることが想定されたため、職場宛に親展にて慰謝料請求の話し合いをしたい旨を通知。その後男性に弁護士がついたことから、弁護士同士の話し合いになりました。当初は一切支払いをするつもりはない旨述べられていましたが、不倫を伺わせるメールのやりとりなどを小出しにして見せるなどして、150万円の慰謝料を支払うという内容で、早期妥結をさせることができました。
早期妥結に至ることができたのは、相手にも弁護士がついていたため、弁護士同士互いに頻繁に連絡を取り合うなどして、今後の見通しを正確に判断できたところも大きいといえます。当事者にとっては、問題が「長引く」ということは非常にストレスフルなものです。早期妥結のために、相手の事務所に直接足を運ぶなど、弁護士もデスクから離れて行動をする必要があるでしょう。今回は、そうしたフットワークを軽くした行動が功を奏したものといえます。